わが家の耐震性能を確認する3つのポイント
9月1日は防災の日、見直す住まいの足元
㈲中村工務店
地震に強い家 は中村工務店

熊本の揺れが、遠い話ではない理由

 2026年7月28日、熊本県熊本地方の深さ16kmでマグニチュード7.1の地震が発生しました。宇城市と氷川町で震度7を観測し、気象庁はこれを『令和8年熊本地震』と命名。その後も地震活動は続き、8月21日12時の時点で震度1以上を観測した地震は693回にのぼります。

気象庁は、揺れの強かった地域では8月18日から1~2か月程度、最大震度5弱程度以上の地震に注意が必要としています。九州の出来事として眺めていた方も多いかもしれません。しかし、内陸の活断層は、日本各地に分布しています。

毎年9月1日は「防災の日」。1923年(大正12年)9月1日に起きた関東大震災にちなんで制定されました。わが家の耐震性能をあらためて確かめる、ちょうどよい機会かもしれませんね。

参考:気象庁「令和8年熊本地震 ポータルサイト」

耐震性能は、3つの視点で見えてきます。
Check!
新しい家なら、安心なのか?
木造住宅の耐震性は、建てられた年代によって違う
Point
1

築年数でわかる、3つの耐震基準

木造住宅の耐震基準には、大きな節目が2つあります。

新耐震基準が施行された1981年(昭和56年)6月と、接合部の仕様などが明確化された2000年(平成12年)6月。この差は数字にも表れており、2016年の熊本地震を受けて国土交通省がまとめた報告書によると、益城町中心部の木造建築物の倒壊率は、旧耐震基準(昭和56年5月以前)が28.2%、新耐震基準(昭和56年6月~平成12年5月)が8.7%、平成12年6月以降が2.2%。同じ「新耐震」でも、4倍近い開きがありました。

だから、既存住宅の安全性を知るには、まず建築確認を受けた時期の確認を。大野市では、昭和56年5月31日以前に着工された一戸建て木造住宅を対象に、耐震診断と補強プラン作成の費用を補助しています。

参考:国土交通省「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会 報告書のポイント」

参考:大野市「木造住宅の耐震診断と補強プランの作成について」

Point
2

耐震等級3が、熊本で示したもの

住宅性能表示制度の『耐震等級』は、建物の強さを1から3の数字で表すものさしです。建築基準法が想定する数百年に一度の地震力に対し、等級1は1倍、等級2は1.25倍、等級3は1.5倍。壁の量でいえば、等級3は新耐震基準の約1.5倍が確保されます。

この違いが、2016年の熊本地震でもはっきりと出ています。前述の国土交通省の報告書によると、住宅性能表示制度の創設以降に建てられた木造のうち、建築基準法レベルの301棟では倒壊が2.3%(7棟)、無被害は60.1%。一方、等級3を取得していた16棟は倒壊ゼロ、87.5%が無被害で、残りも軽微・小破にとどまりました。

加えて2025年4月の建築基準法改正で、いわゆる四号特例が縮小されています。梁・柱・接合部まで一つずつ検証する許容応力度計算を行えば、等級3の根拠もはっきりと示せます。

参考:国土交通省「熊本地震における建築物被害の原因分析を行う委員会 報告書のポイント」

参考:国土交通省「住宅の品質確保の促進等に関する法律」

Point
3

2度目、3度目の揺れにも備える制震

耐震は、柱や梁を太くし壁を増やして“耐える”構造です。倒壊は防げても、揺れは建物にそのまま伝わり、構造内部の損傷や家具の転倒までは防げません。

そこで加えたいのが制震。骨組みにダンパーを設置し、地震のエネルギーを吸収して揺れそのものを小さくする考え方です。2016年の熊本地震では、3日間で震度6弱以上が7回。1回目に耐えた新耐震基準の住宅が、繰り返す揺れで倒壊する例が相次ぎました。今回の令和8年熊本地震も、震度1以上が693回。地震は一度で終わりません。

中村工務店では、住友理工の『TRCダンパー』を採用しています。特殊な粘弾性ゴムが揺れの運動エネルギーを熱に変えるしくみで、京都大学防災研究所での実大実験では、震度6強相当・繰り返し地震の両方で水平変位を1/2に低減。3回目の揺れでの釘の抜けは、耐震のみの住宅の1/10程度という結果でした。新築だけでなく、既存住宅への後付けもご相談いただけます。 

参考:住友理工「木造住宅用制震システム TRCダンパー 高い制震効果」

関連記事:制震ダンパーで実現する地震に強い家

耐震性能は、図面と数字の上だけで決まるものではありません。継手や仕口をどう納めるか、金物をどう効かせるか。最後は現場の手仕事が効いてきます。

中村工務店では、宮大工の流れをくむ自社大工が、一棟ずつ手刻みで木を組み上げています。木の癖を読み、荷重の流れを考えながら組む――その積み重ねが、長く安心して住み継げる家をつくります。

防災の日をきっかけに、新築のご相談はもちろん、今お住まいの家の耐震診断や補強、制震ダンパーの後付けについても、お気軽にお声がけください。大野・勝山の気候を知る地元の工務店として、ご家族に合ったかたちをご提案します。

お気軽にお電話でご連絡ください
0779-65-7127 0779-65-7127
8:00~17:00
Access

新築・リフォーム・リノベーション

概要

会社名 有限会社中村工務店
所在地 福井県大野市東中野1-1304
電話番号 0779-65-7127
営業時間 8:00~17:00
定休日 第2・4土曜、日、祝

アクセス

住宅だけでなく、店舗やオフィスの新築・リフォーム・リノベーション、水回りの修理など、お気軽にご相談ください。
Contact

お問い合わせ

RELATED

関連記事